出題者の意図
こんにちは、たけちゃんです。
今回は読解問題を出題する出題者の意図について、私なりの見解を綴っていきたいと思います。
中学入試に限らず、国語の読解問題では指示語や接続語の問題から始まって、傍線が引いてあったり、空欄があったり、さまざまなタイプの問題が出題されますが、出題者の意図は極めてシンプルです。
それはズバリ「文章を正確に読めているか。」
この一点に尽きると思います。
たとえば、読解問題の定番である指示語の問題については、その指示語が何を指しているのかがしっかり把握出来ていなければ、その先の文章を読む際に混乱が生じますし、接続語の問題にしても、前後の文脈をきちんと捉えていなければ、補うべき接続語を正しく入れる事はできません。
その他の問題についても文章の内容を正確に読み取れていれば、正解に辿り着ける様になっています。
ですから、問題を解く側の我々はただ受動的に与えられた問題を解くのではなく、常に「正確に文章を読み取る」事を意識し、その上で、我々の読み取り能力を確認する一つ一つの設問と対峙する度に、出題者がどういう意図で設問を出してきたのかという「設問の意図」に思いを馳せなくてはなりません。
個々の問題に込められた「出題者の意図」につきましては今後、順次解説していきますが、皆さんが今後国語の読解問題を解くにあたって「出題者の存在」を意識して読むのと読まないのとでは、設問に対する向き合い方も変わってくると思いますので、是非「出題者はどんな答えを期待してこの設問を作ったのか」を考えながら解いてみて下さい。
中学入試国語読解問題の出題意図
皆さん、はじめまして。
たけちゃん先生と申します。
これから不定期ではありますが、私が20年間中学受験業界で自分なりに培ってきた、入試国語読解問題を解く際のヒントや日々現場で起こっている出来事などを発信していきたいと思います。
記念すべき第一回は「中学入試国語読解問題の出題意図」です。
国語の読解問題というと指示語、接続語の問題から始まり、傍線部の理由や言い換え(私は傍線イコールの問題と呼んでいます。)、あるいは空欄補充など、様々な種類の問題があります。
では、出題者で